管理人・電車のレーシック体験記
「上海」
管理人・電車の目が悪くなったのは小学4年生ぐらいのときでした。無意識に目を細めて見るので睨んでる顔つきになりますよね。担任の先生に「何じゃいその顔つきはゴルァ!!!」と言われて。
その頃ブームになってたゲームボーイ。あれは効果テキメンでした。テトリス。上海。今思えばありえないほど小さい画面でのジャンパイを「カチッ。カチッ。」って消してるんですもんね。そら悪なるわ。
6年生の頃には眼鏡を作って、授業中はかけないと黒板が見えなくなりました。その頃視力0.4ぐらいだったと思います。
「戦艦大和」
中学に入った頃何気に読んだ戦争の本で戦艦に興味を持ち、プラモデルを買ってみました。田宮の戦艦大和。
もともと電車の行き先表示とか、スコアボードの打順表とか、「整然と整理されている漢字」にとてつもないフェチを感じる変な少年だった僕は、プラモデル屋さんにずらりと並んだ軍艦の名前を見て、体に衝撃が走ったのでした。
「長門」「伊勢」「金剛」「赤城」「飛龍」「瑞鶴」・・・
目から20cmほどの距離で展開されるプラモ制作が、僕の視力を上海級の速度で奪っていったのは言うまでもありません。
視力0.1、つまり一番上の「C」がギリギリのゾーンに突入していきました。

大和。これは大人になってから作ったやつ。
「Apple Perfoma 5440」
大学に入った頃、無性にVJをやってみたくなり動画編集に懲りだしました。大学の授業など全く出ず、当時唯一ともいえた安価で動画編集が可能だった「Apple Perfoma 5440」の中古を買って、アドビのプレミア(その頃はバージョン4だった)に夢中。
既に高校からコンタクトでしたが、大学では使い捨てコンタクトを「使い捨てずに使う」荒業を多用していて、ソフトボールの試合中(センターを守ってました)でもよく「曇り目」になってました。要するにドライアイ。
もちろん視力は0.1以下、コンタクトの度数は-9。心配になってコンタクト屋さんに「あとどれだけ度数あんの?」って聞いたほどです。「準盲」というレベルでした。
タイガーウッズが、松坂が、藪が、光山(マニアック)が!
社会人、時間はないけど金がある。
やがて社会人になり、わずかながら貯蓄が出来ますよね。で、ずーっと気になっていたレーシックが急に身近なものに感じてきて。
タイガーウッズもレーシックやったとか、プロ野球選手でも色々名前を聞いて。
阪神の藪も「これでサイン間違いをしなくなります」とか言ってました。「んなアホな!」って思いましたけど。まあ、あの人らがするんだから一般的になってきたんだなーと。
それからは、いろんな体験談
を読みまくり。
「30万かぁ」。で、とうとう決断したのが2007年の春こと。仕事がIT系だったもんで、ほんとドライアイがきつくて。
まずは眼鏡を作らなきゃ。
いろいろと資料請求
して、よさげなクリニックを吟味、無料説明会
にも行きました。説明会ぐらいで会社休むわけにも行かないので、説明会は土曜日に行きました。
適性検査を受ける前の1週間(ソフトの人)は、裸眼で過ごさなくてはなりません。その時は既に外出時につけれる眼鏡なんて持ってなくて、コンタクトオンリー、寝る寸前まで着けていて起きた直後にまた着ける生活でしたので、とりあえず近所の眼鏡屋さんに行って眼鏡を作りました。笑っちゃうほど人相が変わる眼鏡。いわゆるラムネの底という奴です。
1年で60時間
一番心配だったのは、手術の成功、などではなく、「適性検査に無事通るのか」ということでした。角膜の厚さが500以下(単位は忘れました)だと、受けてもまたスグ悪くなるらしく、手術をしてくれないのです。つまり、永遠に地獄のドライアイデーの繰り返し。
あの起きたときの目の乾燥感、眠い目にコンタクトをセットする苦痛、貴重な朝の5分間。朝夜あわせて10分、1年で60時間をあれに費やすのを一生続けなくてはなりません。まさに「Contact or Die」です。
目のいい人には分かんないだろうなぁ、あの思い。
適性検査!
2007年6月
一ヶ月前に適応検査
の予約のTELを入れました。検査1週間前からは眼鏡生活に切り替え。準備万端で来るべき日をドキドキしながら待ちました。平日受けるので、有給申請して。
そのときの上司はアフリカ人並みに目のいい人で「ホンマに大丈夫か?」と心配してくれました。僕の心配の矛先は全然違うところだったわけですけど。
検査当日
神に祈る、って奴です。真剣に。「神様、どうか僕に手術を受けさしてください。もうゲームボーイはしませんから。」
検査は1時間ぐらいですね。視力検査から始まって、10個ぐらい、いろんな検査をされました。暗い部屋で緑の光を見たりして。
最後の方の検査で、よく見えなかったやつがあって「俺、あかんのちゃうか」と心配になりました。この時点で視力は両目とも0.03。
Kakumaku600
検査結果は、まあこんな文章を書いてるぐらいですから、OKで、それも角膜の厚さが600(しつこいようですが単位忘れました)あるらしく、先生曰く「手術は2回受けれる厚さです。もしまた悪くなっても大丈夫です。2回も受ければかなり安定しますし」とのこと。
あまりの嬉しさと、明日の手術への期待でその日はなんかもう地に足が着いてませんでした。というか、検査用の目薬が効いていてよく目が見えなかったんですけどね。
手術はこんな感じ
手術当日
僕が受けたのは神戸クリニック梅田
です。朝イチの枠で予約してました。朝起きたとき「これが最後の近眼ディかぁ」と少し感慨深くなって。
もっかい検査をして、あとは手術のフロアへ。同じ時間帯で一緒に受けた人が5人ぐらいいました。みんな幸せになるんだろう。
目の焦げる匂い
まず、目に切り込みを入れる部屋で、目を見開いた状態で固定されます。点眼麻酔をして、あとは緑色の点を見てると、グォーという音がして、レーザーで目に切り込みを入れます。目が焦げる匂いがしました。蚊取り線香に指の皮を置いたときのような匂いです。
目の皮をめくって
次はレーザーで角膜を削る、本番の段階です。再度点眼麻酔、先生がピンセットみたいなので、さっき入れた切込みをめくり、いざレーザー照射!!機械の音が強烈です。適性検査で収集したデータに基づいて、削る厚さが割り出してあって、コンピュータ制御でやってくれます。
このときも緑色の光を見てるしか、することはありません。っていうかそれ以外のことをしたら「死あるのみ」でしょう。
安静ルームで
看護婦さんに手を引いてもらって、安静ルームへ移動。この時点で、白くモヤがかかりながらも、物のエッジがくっきりしてるのが分かります。たしか30分ぐらいだったと思います。目をつぶって、ソファにもたれてタダひたすらじーっとしてるだけ。となりの部屋の人の動静がやたら気になります。
時間が来たら、呼ばれて、目を見てもらって、「よしOK」。
帰宅
質問とかあります?みたいな感じで担当の女性と軽く話をして、はい帰宅。
目薬を4種類ぐらいと、寝るときにつける眼帯、外出時のサングラスをもらいました。
自分で歩いて帰宅。もやがかかってますが、エッジがしっかりしてます。「ああ、俺、裸眼で街を歩いてるよ!」
未だに込み上げてくる・・・
翌日検査
もらったサングラスをして翌日検査
へ。両方の目とも2.0。まだ実感がないぐらい嬉しかったです。帰りはもうサングラスなしでOK。
ふと見上げた工事中のビルの屋上の方にあるクレーンのワイヤーとか、フックがくっきり見えたのを覚えてます。
その日は晴天で、心の底から喜びが込み上げてきました。
一ヶ月後検査・三ヶ月後検査
両目とも1.5。「もう来なくていいですよ。水泳とかも大丈夫ですので。」もうすでに裸眼の人です。
今
1年ちょい過ぎですが、ふとした瞬間に、未だに感動が込み上げてきます。
街のネオンを見たとき。
野球観戦をしたとき。
釣りにいくために早起きしたとき。
心から、やってよかったと思ってます。たとえ半年後に悪くなったしても、この1年間、嬉しかったのでいいよ、アリガトウゴザイマシタって言えます。
家族とか友達とか会社の人によく聞かれたこと
怖くなかった?
約20年のド近眼生活から脱却できる期待の方がでかくて、怖さは全然ありませんでした。15分もかからないですし。歯医者の方が嫌です。また悪くなったらもう一回するつもりです。
手術中、目は見えるの?
見えます。意識もしっかりしてます。先端恐怖症の人には無理だと思います。先生のピンセットで目の皮をめくられますから。
痛くねぇの?
点眼麻酔が効いてますから、別に痛くありません。そうですね、目にゴミが入ったぐらいの感覚で終わりです。
合併症は?
夜に街の電灯を見ると周りに虹がかかった感じに見えました。それほど気になる訳ではないです。手術前の裸眼の状態で電灯を見てもそんな感じでしたし。ででもいつの間にかなくなりましたね。半年ぐらいかな。

こんな感じに見えます。我ながらうまく出来た!
ドライアイになる人もいるみたいですが、僕はもともと強烈なドライアイだったので、手術後の方が全然楽です。それまでは目薬を手放せない生活でしたが、今はほとんど使いません。
あと暗いところでは、明るいところよりも若干視力が落ちる気がします。今は全然平気ですが、手術直後に夜運転したときはちょっと怖かったです。
会社はどうしたの?
木・金と有給申請を出して休みました。木曜日に適性検査、OKだったら翌日(金曜日)手術、という予約ができました。
このスケジュールだと、土日ゆっくりと目を休めることができますのでおススメです。値段も安いですし。
月曜日から即仕事(IT系)に入りましたが、特に気持ち悪いとかなく、快適でした。
アドバイスとか
術後1週間は寝るときに眼帯を着けないといけないのですが(目をこすると良くないので)、これが窮屈で。結局3日目からしなくなりました。まあ、特に問題なかったですね。
今、どう?
手術後、特に生活を改めるわけでもなく、1日8時間はPCに向かっていますが、両目1.5は見えてると思います。快適です。釣りで遠くの浮きの動きも良く見えます。
そうそう、一つ弱点があります。僕はタバコを吸うのですが、タバコの煙が目に入ると痛いです。前はコンタクトがガードしてくれてたんだと実感しました。空港の喫煙ルームとか無理です。
それ以外は弱点はないです。ホント、ありきたりな感想ですが、やってよかったと心から思います。
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